吉田屋料理展@小慢
2010年02月06日
さて、今回の台湾旅行、「小慢」で吉田屋料理展?ならぬ出張!吉田屋ディナー会を行うのが最大の目的。到着してすぐ、翌週のランチの特別メニューを考え、その週末にはディナー会を2日間、しかも通常吉田屋では行わないフルコースで、その上、予約が増えて1日30人と私も初めてのことづくし、、さてさてどうなることやら。
表玄関はみどりがいっぱい。
近所の市場での買い物、世界中何処でも市場がやっぱりたのしい。
輸入品の調味料などははデパートに行って調達。
到着してからメニューを考え、考え、考える。
小慢オーナーの小曼さんの生家が今のお店。
閑静なエリアに建ち、小曼さんの趣味の良さがうかがえる。
吉田屋らしいこと。
台湾で食材調達が出来ること。
日本人の1.3倍ぐらいのポーション、台湾の人はよく食べるのだ。
小さなキッチンで30人のフルコースが用意できること。
そしてコースのバランス。
後は未知のものであること。
それにあわせるお皿と盛りつけのデザイン。
などなど、いろいろと試行錯誤してできたメニューは、、、
あ〜、まったくもって吉田屋のメニューです、はい。
台湾での仕事は何だかいつもと違う。それは、何ぞの前にまずお茶がでるということだ。店に着いて、こちらは働く気力満々なのにまず座ってお茶、お菓子、と、あらゆるところでそんな風、台東ほどではないけれど京都よりもやっぱり少しのんびり。お茶飲んでる暇ないよ〜、てなときにももれなくお茶。みんなちょっとぐらい何かが遅れても文句とか言わないのかな?
そのあたり、私はちゃんとしっかり日本人的。
「うちのお客さんこわいよ〜」と、小曼さんに脅されていた。台湾のお客様はかなり辛辣な物言いをされると聞いていたので終わってみるまでは戦々恐々、というより、初日はほんとに仕込みと進行が大変で終わる頃にはよれよれで、それでも最後にはお客様のテーブルに何とか挨拶回りをした。そんな2日間、皆様方の評判も良く楽しい時間を過して頂けたのはなんだかうれしいやら、少し恥ずかしいやらで、台湾の方には見たことも食べたこともない料理をそれぞれに楽しんで頂いたようだ。一組シンガポールからいらした方が「料理の出所が何だかわかったけどいつものものとはちょっと違って面白かった」と行ってくれた。マレーシア、シンガポールはまだ行き損ねている場所なので是非フュージョン具合を確かめに行きたいところです。
「小慢」のスタッフもほんとにきびきびと働いてくれて多謝!自分の中ではもっとこう出来たんじゃないかなんてコトも残しながら、、それは次回への宿題にでもしよう。