シンガポールへ2
2011年01月27日
さて今宵もKさんに連れられ、ホテルから少し離れたマレー街へタクシーで。彼女一押しのシンガポールで一番高いけど一番美味しい海鮮食堂に着いた。
屋根があるのがご愛嬌、屋台にケが生えたようなお店だ。おばちゃんは私たちが7人だと知ると新しい席を用意すると言い、向こうの壁に立てかけてあった大きな丸い板を運びこんで4人用の円卓の上にドーンとのせた。急ぎキッチンに戻ると、ぼろぼろの雑巾をつまんでポーンとテーブルに投げた。嗚呼なんてよく使い込まれた雑巾なんでしょう。ちょっと触るのに勇気がいりますな。が、そんなことよりも問題はテーブルの汚れ。積もったほこりは目視できるほどたんまり、拭けば拭くほどグレーの線がくま手で掻いたみたいにザザーっと現れる。もうこうなったら笑うしかない、笑ってごまかそう。苦笑い。そいでもってぎゃーぎゃー大騒ぎしながら各々のウエットティシュをありったけ取り出し念入りに汚れを落とした。あ~テーブルの写真を撮っていなかったのが残念。そんな私を横目にKさんは皆の奮闘ぶりをカメラに収めていた。さすが余裕。
貝の蒸し焼き。にんにくチリソースにつけると旨し、ビールがすすんだ。おかわり!
ホタテのXO醤がけ。ちょっとソースかけすぎか、ビールもすすむ。おかわり!
有頭エビの卵のせ。ではなく、にんにくがけ。刻んだにんにくがこれでもかというぐらいのっかって、エビを味わうどころではない。思わず明日の心配をしたくなるくらい。でも、皆な食べるからよしとしよう。そしてビールで流す。おかわり!
かえるのなんとかソース。目の前で最後にソースとあえて切り分けてくれる。これ美味です。鳥肉みたいにさっぱりとそして肉々しい。ビールおかわり!今夜は横にビール飲みのゲストがいらしていてその飲みっぷりが半端でない、まるでビールバキュームカー。私もついついつられる。
これがスペシャリテ、蟹のビーフンいため。普通だったらビーフンの中に蟹がみえるはずなんだけど、ここのは蟹にビーフンが申し訳なさそうに添えてあるようでいて、主、副逆転。何とも威勢が良い。いったいそいでもって何本ビール空けただろうか、20本は軽く超えていたようだが、その空き瓶のせいで日本並みの支払いになった。でも、胃袋も満足だと言っている。美味しく楽しく頼もしい夜だった。ややふらふら~と、ビール解散。