秋はケータリングの季節か。
2011年11月14日
このところ、ケータリングが続いている。この夜は、イタリア人の私邸での小さなプライベートパーティー。クライアントからの注文は前菜3品、パスタ、肉料理、デザート。もちろん、イタリアンベースでとのこと。
乾燥のアミガサタケとフレッシュキノコのクリームパスタ。今回使ったのは、カサレッチェ。南イタリアで手作りされることが多いパスタ。立食なのでロングパスタは不向き、ショートで、どれにするかずいぶん考えて、これにした。すごくマイナーなパスタなので、ネットで探し、購入。産地はちゃんと南の、シチリアだった。その形状が、ソースとの絡みに適しているのが魅力の、使いやすいパスタ。
あ〜、もうお皿に残り少なく、、
メインは子羊のトマト煮込み、ちょっとアラビア風。それにジャガイモと安納芋のロースト添え。子羊にクミンを入れているので、甘みのある安納芋との相性が良い。サイドにはグリーンサラダ。
吉田屋でも定番のガトーショコラと、ラム酒でマリネした柿。柿の持つ灰汁感をラム酒がカバーしてくれる。
最後はイタリアらしくエスプレッソコーヒ。
そろいのイタリア製のお皿、それに銀製のカトラリー、日本では、なかなかお見受けしないテーブルセットを使った素敵な料理となった。お皿と料理って、ボディと服の関係と同じく、TPOが大事。自分が作る料理もプレゼンテーションが変わると、違って見えるものだ、と、実感した。