マドリード&バルセロナ2014#03
2014年01月18日
「トレドは素敵だから必ず行くように」と、スペイン帰りの人は必ず言う。その言葉を信じ、バスに飛び乗ること1時間。山の上の城砦都市に着く。ガイドブックによると、バスターミナルから城砦の門まで徒歩20分。歩けるかな?と、思うもちょっと嫌な予感、で、タクシーに乗る。
城門までは緩やかなのぼり、確かに歩けそうだった。が、長く続く街のセンターまでの道のりは、かなりの急坂で、とても心臓が持ちそうにない道。ぐねぐねと坂道をのぼり、たどり着いたのは小さな広場。
タクシーを降り、始めて知った真実。
ガイドブックにも書かれず、誰も教えてくれなかったことがある。
寒い!そして凄い風じゃ!(怒りをこめて言いたい)
城砦の外周は、台風並みの風が吹き荒れ、腰を屈めないと歩けない。
急いで、町の迷路に身を隠さないと、息もできない。
こんなとこなら敵も攻めるの大変やわ〜、堪忍、堪忍。
とりあえず朝ごはんはカフェで、名物とやらにトライ。甘い!!!クレッシェンドが3つでも足りないぐらい甘い。
食後、エル・グレコの家や、エル・グレコの絵がかかった教会にエル・グレコのいろいろを見学しユダヤ教のシナゴークにたどり着いたときは、モーレツサウナの後の水風呂にいるような穏やかな気持ちに。具象的なものが何にもない世界、やっぱりいい。
お昼はトレド名産、山うずら。オニオンスープで煮込まれ、ほろほろと実が崩れ、なかなかの美味。この日は寒かったから私も一緒に煮込まれたい気分、あったかい。
ヒラタケのフリートのパプリカソースもうまし。
トレドもこれなのか、レモンのゆるゆるソルベ。