トルコ食い倒れ5日目
2007年11月16日
ホテルはイスタンブールのメインストリートから近い5つ星。玄関とエレベーターのセキュリティーが厳重なのがこの国の緊張状態を表している。部屋のミニバーにコンドームがラインナップされていたのに驚いた以外は無線LANもNHKもそろい踏みで窓を開けない限りは快適。といのもこちらのドライバーは真夜中でもクラクションを鳴らすのだ。恐るべしド短気&好戦的。昨夜も飲み過ぎたか、いやそろそろ胃腸が疲れてきたのか朝は食欲わかず。
チョコシリアルを入れ過ぎた。甘い、後悔。
焼き栗、美味しそう〜。でもお腹いっぱい。
今日の観光は忙しい。朝9時にバスを降りると夕方4時まで歩きづめ。イスタンブールの旧市街に主だった観光スポットがひしめき合っているのだ。
6本のミナレットを持つ荘厳なブルーモスク〜修復が続くアヤソフィア教会のモザイク〜宮殿という名にふさわしい地下貯水場〜そしてトプカプ宮殿秘宝館〜
カラスがとうもろこしをつついていた。それでもお腹いっぱい。トルコのカラスは白黒ですね。
トピカプ宮殿で使われていた鍋、巨大。これでみんなのご飯を作っていたのだ。
そしてトプカプ宮殿でお昼ご飯の時間。ボスボラス海峡を見下ろせるすばらしい立地。
もう食べ飽きたが再びチーズパイ
そして名物ドネルケバブ。
ここのカフェは何でも高くてびっくり高級ホテルの料金並みそしてマクド以下の味。しゅ〜ん。イスタンブールでも指折りの素晴らしいロケーションなのにな〜、、。
それとトイレ。こんなにオオバコのカフェレストランで女性用はたったの4つ、それに宮殿内の女性用トイレが4つ。1日に何千いや万単位の人が来るのにたったこれだけって、トルコ観光局の方、何とかして下さい。
そんな愚痴はさておきトプカプの秘宝はほんとに素晴らしい,ダイヤやルビー、エメラルドがほんとに大きすぎて途中から感覚が麻痺。1カラット以上のダイヤでさえ小さく見えてくる。宝石の大きさばかりではなくここで素晴らしいのは象眼細工。象牙や白蝶貝、金、銀地に施されたイスラム模様の緻密で繊細、華やかな装飾に生唾ゴクリ。絨毯といい宝飾加工といい、手先が器用で根気強いのは国民性なのでしょうか。
やっと歩きづめの観光を終え、
ちょいと夕寝をしお目当てのレストランへ、魚市場近くのにぎやかな飲食街にくり出す。
おじさんがお盆一杯に小さなお皿をのせてやってきた。前菜はここから好きなものを選ぶのがトルコ流。
手前は子羊の脳みその塩ゆで、時計回りにとろっとしたガスパチョ「エズメ」これはパンに付けたり、ソースにしたり応用範囲が広くて面白い。ぶどうの葉のドルマ、イカのマリネ、ムール貝のピラフ詰め。脳みそはレモンと塩で、雲子にバターやクリームなど動物的な風味をつけたような味わいでワインに合う。
アルメニア風レバー。揚げたレバーと一緒に生のタマネギをほおばるのがアルメニア風だとか
細かく刻んだ羊腸とトマト、オレガノの紙焼き。歯ごたえがあってぴりっとした酒のあて。
トルコの男性社会ではアニスの風味の地酒「ラク」を飲みながらこういった前菜類を頂いておしゃべり(時には政治的なことなど)を楽しむ習慣があるとのこと。フランスのカフェ、イギリスのパブ、京都の吉田屋?と同じ役割がトルコ居酒屋で営まれているようだ。食事の種類が多いところがよりアジア的&快楽的な印象かな。
メインディシュにはイワシのフリットと焼き鯖。
ナイフとフォークできれいに頂き日本人魂をアピール?。この日注文したワインも美味しかった〜、3人で1万円ぐらいと手頃な値段もうれしい。
そしてホテルに帰り、再び飲みにでかける。
イスタンブール最後の夜はまだまだ終わらない、、、。