郷土のたべもの
2010年03月07日
昨年末、親戚のお家で珍しいお鍋を体験した。それは「とうじそば」といって漢字では投じると書く長野県松本の郷土料理だ。
だしは温そばに使うぐらいの濃さ。具材は白菜や青菜、きのこ、鳥のささみ、きざみ揚げ、豆腐、それに松本名物の一本葱(白ネギのお友達)といったところであろうか。具材がくつくつと煮たってきたら柄杓のような小さなざるに前もってゆがいておいたおそばを少量、あんまり入れ込むとそばだけではらがふくれるので危険、つゆのなかでぬくまる程度に柄杓をふる、それをずずっとすすりながら具材もいただくのだ。私の大好きな讃岐うどんでもおいしそうですね(関西人魂)。
これが、とうじそば専用の柄杓ざる、名前がちゃんとあるんだろうか?聞いてなかった。次の日、さっそく同じものを買い求めた。そして先日、友人たちを誘ってお披露目をした。美味しくて、珍しくって、楽しい。で、簡単。うちの鍋メニューに新たなルーキーがやってきたようでたのもしく思うのだ。