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春の雪

2011年03月17日

京都は昨日から雪がちらちら、もうすぐ桜の季節だというのに寒い日が続く。連日の報道、阪神淡路大震災のあの日を思い出さないことはない。大学院を修了する審査日の直前、神戸にはたくさんの友人が暮らしていた。被災した地域に自分の関わりのある人が暮らすことを不安に思わない人はいない。あの日から16年。そしてそういうことは何の前ぶれもなく突然目の前に現れる。住まいが被災した人々は避難所から簡単には移動ができない。家族や友人を捜していたり、被災した場所に家があったり、暮らしてきたコミュニティへの愛着であったり、自分の意志で多くの人々がとどまる。その頃、私も何が自分にできるか、ずいぶんと考えた。そして今、被災地から遠くはなれた京都では昨日も今日も外見上は何もかわらない普通の時間、普段通りの暮らしが続く。ただちょっと16年前と違うのは関東圏からの親戚や友人たちとの合宿が始まったこと。余震、停電、ガソリン不足そしてスーパーでものが買えなくなり、子供のいる家では親のストレスが子供に伝わる。被災地から離れているからこそできること。被災地や原発に不安を抱える親戚や友人たちに私たちがいつも通りふつうに暮らしていることを伝え、できるなら、ほんの一部屋、リビングでも、廊下でも屋根のある暖かい場所が空いていると伝えたい。私も心の中の不安な思いは心の中にとどめ、吉田屋が開く時間の前に「ふつう、ふつう、ふつう、」と、唱えるように言いきかせる。お店のなかでお客さんたちの笑い声が自分を京都での現実にもどしてくれる。避難してきた友人たちの言葉はどれも不安に満ちている。私のなかの現実が二つに分かれる。原発の不安に地元を離れた友人たちの特別な日常。そしてここ京都での今までと何一つ変わらぬごくふつうの日常。家の中と外、気持ちを大きく切り替えなければならない。確かに中央卸売り市場にはたくさんの魚が並んでいた。お米も牛乳もガソリンもトイレットペーパーも紙おむつもいつも通りにふつうに買うことができる。ふつうに暮らし、経済活動をきちんと行う。この先、被災地ではたくさんのお金が必要になる。そのためにもふつうにごはんを作らなければ。

: 2011-03-17 13:11 |エトセトラ | Trackback (0)