トスカーナ&ローマ 2013#2
2013年01月18日
友人のマリオ夫妻に連れられキャンティーワインロードへのドライブ。
フィレンツェからわずか1時間。世界のあこがれ、トスカーナの丘陵地帯。収穫が終わった季節、訪れても何にもないだろうと高をくくっていたが、何にもなくても美しいことに驚く。斜面いっぱいに植えられたぶどうやオリーブの木は、手間をかけ剪定され、その大地に繋がる、空に、光が広がり、まるで宗教画のように神々しい。イタリアの空って確かに神様が住んでいそう。まあ、私にとっての神様はバッカス様だけど。
遅めのランチは酒蔵レストランで、トスカーナ風の前菜盛り合わせ。チーズ各種に生ハム、レーバーのパテ、ラルド、フィノッキオーナ、アーティチョークのマリネ、赤たまねぎのコンフィ。
フィノッキオーナはフェンネルからその名が来ている。この香りと、ラードたっぷりの柔らかい食感が魅力でこの地の名物。室温に戻るとどんどん柔らかくなってパテのようだ。これとっても病み付きになる美味しいさで訪れる方は是非トライして欲しい。
カボロネッロ、冬の名物黒キャベツのリゾット。
左は鳥、豚、牛を煮込んだ「肉おでん」、上は内蔵煮込み「ランプレドット」、右はソースとコンフィチュール。手前から左回りにサルサソース、小たまねぎのバルサミコ煮、ドライフルーツのマスタード漬け、オレンジ色のは失念。これを肉と一緒に頂く。初めて口にするドライフルーツのマスタード漬けは、それのみを頂くと珍妙な味わいなのだが、お肉と頂くとマリア〜ジュ!ともに響き合って美味しくなるのだ不思議。ワインもどんどん進んでしまう。
隣のテーブルはこんな風だけど、うちのテーブルもあんまり変らんかも。
その後、友人ファミリーのオリーブ畑へ
彼らの別荘は小高い丘の上にあり、農家の納屋を改装した趣ある建物。暖炉のあるキッチンが特に素敵。まるで映画のような景色にただただ感嘆〜。