トスカーナ&ローマ 2013#3
2013年01月19日
フィレンツェから電車で40分、郊外の街アレッツォ。毎月第1日曜日とその前日の土曜日、ヨーロッパで3番目に大きい骨董市が開く。と聞いては、行かずにはいられない。
街中にテントが張られ、処狭しと骨董からがらくたまで何でもあり。最初に目についたのは古い人形、ナポリの18世紀のもの、でも値段を聞いて引き下がる2500ユーロ。次に連れ合いが一冊の古書の前で立ち止まる。1936年、ヒトラー政権下、ベルリンオリンピックの公式カタログ。もちろんヒトラー満載。で、もって400ユーロ。200だったら買うが400は高いとのこと。わざわざ遠路はるばるやってきて何も買わないなんてあり得な〜い。と、心の中でつぶやきながら夕方。
帰りがけにあるものが目に留まった。石に差さったさびさびの鉄の十字架。簡素で凛と美しい。石に流れた錆の風合いもよい。高さは30cmほどだけど、重い。何度か持ち上げたが10kgはある。重い。どうやってもって帰る?無理?いやでも姿形に一目惚れ。値切りに値切って65ユーロ。連れ合いが持ってくれるというので頭を下げた。ありがとう。
お昼のオステリアではPiciというパスタに出会う。ポルチーニのソースがとろっとし、まるできのこのあんかけうどん。アレッツォのあたりではよく食べる形のパスタらしい。手前はイノシシのラグーソスにあえたフィットチーネ。麺好きなので毎食麺でも大丈夫や。
今回はフィレンツェに6泊。最初の3泊は駅からすぐ、サンタマリアノベッラを過ぎたスパーダ通りにある「スパーダ」。ここは銀座の裏通りかというほど便利なエリア。
後の3泊は花のドゥオーモの東「ジオット」窓を開けるとこの景色!
いずれもネットで出会った「LA CASA MIA」というサイトで手配をお願いした。コーディネイトされてる奥村千穂さんはフィレンツェ近郊の田舎に住まれ著書も多い。キッチンのついたアパート暮らしはとっても快適で子連れや、大人数の方にはおすすめ。予約の手配から現地での住まい方について丁寧にご案内いただけます。それと「LA CASA MIA」に紹介されているショップやレストラン、なるほどって思えるぐらい充実してました。多謝。
朝にコーヒー入れたり、昼間たくさん食べると夜はキッチンで自炊したり、
飲んだり、と、暮らすように滞在するのはちょっと余裕があって快適。