イタリア〜パリ 2015#9
2015年09月21日
タルクイーニャのエトルスカン墓地保存地区へ。チェルヴェテリは円墳の外観を発掘していたがここは中を保存するため、あえて埋めたままになっている。
朝一番でもやっぱり暑い!
階段を下りると中は14度ぐらい。
ガラス越しに中の壁画が観られる。温度、湿度の差が壁画をだめにしてしまうので埋められていたときの状態を保持している。
多くの陶器類をはじめ副葬品は博物館に展示中。
これは庶民のお墓。土葬し、骨になるのを待って再び甕に詰め直す。縄文時代にも同じような風習があったな〜。
甕の中にはささやかな副葬品とともに遺骨が入れ埋められた。博物館に展示中。
別オプションで発掘中の古墳にも立ち寄る。
壁画の状態も鮮やかでガラス越しでもはっきり確認できる。この辺りには大量の古墳があるらしいがイタリアの文化予算にも限りあり、発掘はたいへんとのこと。もはや地層自体が文化財になるような国で、たくさんの遺跡が順番待ちになっているようだ。
外に出るのは午前中だけと決めていたので、午後の時間をもてあました。車を飛ばしテルマエへ。かつてローマ法王もきたことから「法王の温泉」と呼ばれている。あ〜、やっと水着の出番。のんびりした時間を得、旅の疲れが癒える。