遅ればせながらの豊島行き。
2015年06月05日
豊島行きに引っ掛けて広島まで足をのばし、赤瀬川源平展へ。氏の膨大な量の仕事に圧倒されながらどんどん表現方法がアップデートされるスピード感も体感。私が学生時代初めて買った作品が、実は赤瀬川さんの立体写真で、当時アルバイトをしていた画廊に頼み月賦払いにしてもらい手に入れた。そんな意味でも思い出深い作家さんであった。しかし今回、回顧展となってしまった事、本当に残念でならない。
岡山の宇野港に急ぎ、
豊島に上陸。
海、夕日、すごく気持ちよく、開放感に包まれる。やっぱり瀬戸内はいい!!
友人に案内された「民泊あかり」漁師のお父さんが捕れ捕れの魚を、男前に料理してくれる。生魚、焼き魚、煮魚、タコ飯。野菜は申し訳程度(笑)。潔く、清い。もちろん美味い。
翌朝は昨夜の残り物と、同宿のK氏が釣り上げた、小すずき、たけのこメバルを捌いてご飯とし、レンタカーで豊島美術館へ。
開館前の工事中に通ったきりで、何年か越しでやっと来られた。涙型というか、子宮型というか、お墓型、柱の一本も無い設計と、それを可能にしたゼネコンの工事、あっぱれ。
この中で何を見たかは秘密。生命の神秘、と驚き、発見に満ちていた事だけは言える。この日、晴れた日の午前と、夕方前、2度訪れたのだが、次は是非雨の日に訪れたい。雪が降るなら雪の日も。訪れるというよりも「帰る場所」とも呼べるかも。