大人のFUJI ROCK FESTIVAL 07 3日目
2007年08月04日
3日目、薄曇り。ふさちゃんが午後のMIKAを見たいというのでそれに間に合うよう早めのランチの予約を入れ、苗場山を下り岩原スキー場の山頂を目指す。同行の隣部屋の教授ご夫妻は朝から温泉に行っていたらしく「さらに大人は温泉も」である。さすがだ。
Pizzeria La locanda del pittore、ロケーションも造りも北イタリアのレストラン風、昨年からフジロックのオアシスエリアにも出店している。一昨年このお店の存在を知りそれ以来すっかりファンに、芝の斜面(牛がいたり)を見ながらの食事は最高においしい。お店のスタッフの方に「去年も来られてましたよね」、と声をかけられ覚えていてもらったことがちょっとうれしい。
とても田舎の山奥とは思えない壁面ガラス張りの巨大ワインセラー。スキーシーズンは夜遅くまで営業しているのでワイン飲みにはたまらないお店。
トマトとルコラの夏ピザ。店の前にずらっと並んだ薪を使い窯で焼き上げてくれる。生地はさっくりふわっと薪の香りが強すぎず弱すぎず食欲をそそる。
イカスミのパスタ,生ウニのせ。フレッシュトマトと絡めていただくと酸味が加わってあっさり美味。
鹿、子羊、イベリコ豚、鴨のロースト盛り合わせ。蜂蜜のかかったリンゴやベリー、マスタードをお供に頂きます。「大人は昼から豪遊」。
午後までのんびりすごしJonathan Richman@ヘブンへ向かう。途中ホワイトステージでのTHE SHINSに足を止めていると原始人(の姿をしたパフォーマー)がわらわらと現れうたた寝をするに襲いかかっている。怖いので目を合わせない様に退散、目的地に到着。小雨が振る中見たJRはやっぱり昨日見たあの人で、ステージが大きくともやっていることは同じ。イタリア語、スペイン語、フランス語、英語いろんな言語を使い分け歌っている。それぞれのアクセントの特性で歌のイメージが大きく変わるのがちゃんと理解できるのが面白い。同じシャルドネからつくられていても産地が違うと全然違うワインに仕上がってしまう。そんな感じかな。
クラムボンでマイちゃんと合流の予定。が、あまりにすごい人でたどり着けず。途中で断念し休憩。
アヴァロンの一番奥のブースのオーガニックカフェにて、しょっつるを使ったタイ風ラーメン、おからのケーキを所望。どちらも優しい味付けでほっこり。
大儀見さんのSALSA SWINGOZAに顔を出しBATTLESへ。BATTLESがどんなバンドか、私の音楽知識では追いつかないのですがとりあえずバンド名がすべてを表しているのでしょうか。ちいさな、そしてたくさんの音の粒(物質的には粒ではないが)がそれぞれに爆発を起こしていてそれがどんどん一塊の巨大なマグマに変容していく。その様をまざまざと見せつけられその複雑な音の粒に圧倒され、もうただ呆然とそのグルーヴに飲み込まれどうしようもなく、、、踊る。。。圧巻のステージです。
そして動く力もなくそのままホワイトステージでボアダムズを待つことに。セットチェンジがもうえらいことになっておりドラム3台とギターが7本繋がった謎の楽器セブンナー、それに巨大な銀色の金属製と思われる筒?サウンドチェックが押したので少し聞いたところでヘブンに移動、もう少し見たいけど残念。
小腹がすいたので今日もサクラ組のピッツァマルゲリータビアンカ。なんぼ食うねんと突っ込みが入りそうなほど毎日ピッツァ!だって美味いんだもん!。
そうこうしてる間にHEAVEN'S JAMが始まる。フジロックに出演している数々のアーティストの大所帯セッション。中心になっているのは札幌南高校出身の方々?。今日は最後にROVOだから体力を温存せねば!と思うのもつかの間、音が出ると前方へ、「大人はあきらめが肝心」。保身を捨てて大騒ぎ。途中、山本精一さんが客席に投げつけた缶ビールとタコライスとともにフレームアウトをして心配したがすぐにステージにでてきてひとまず安心。お大事なくてなにより。アーティストの単独公演もよいがこういうライブがフェスらしくて楽しい。私たちは出演アーティストが発表の前にチケット買い旅の準備をする。誰か特定のアーティストを見るために来ているわけではなくこのフェスそのものを楽しむためにここに来ている。そんな気持ちに最もふさわしいライブパフォーマンスを見る。
さて、最終日はグリーンカレー、イエローカレー、レッドカレー大盛り(どれもタイカレー!!)、の上にトムヤムクンスープ超激辛のラインナップ。まるで罰ゲームです。とほほ、、、3時50分のROVOまで時間があるのでホテルに戻りふさちゃん発案、参議院選の選挙速報をみんなで見る。ここでも大爆発!〜。これは何かの冗談かと思う様な結果を確かめ仮眠。
最後はROVO。FUJI ROCK ORGのライブレポで「勝井’Sブートキャンプ」と書かれているが、まさにその通り!爆笑!。オーディエンスは3日間遊び疲れてもうくたくた、というかボロボロ。この時間のライブに立っていることさえほぼ奇跡、最前列で立ち寝が続出。かなり面白いことになってきていますがアーティスト側もさっき2時間半のステージをこなしお疲れのはず。時間が経つごとにブートキャンプの脱落者が続出、私もここまで来たらほとんど意地で踊る。脳の中からいろんな物が放出されてほぼ放心状態。ふと後ろを見るともう明るい、最後まで脱落せずにサヴァイブ完了。最後は「お早うございます」、「又来年」、の挨拶。
トムヤムクンスープ超激辛。「大人は我慢」。全て飲み干す。ゲプッ、、。