酒蔵訪問
2008年05月01日
かれこれ一ヶ月ほど前の事、ご縁あって伏見の松本酒造さんを訪れる事になりました。桜も咲いた四月の初旬、初冬から始まった酒造りのシーズン最終仕込みの頃でした。
ゲストを迎える立派なお庭のある建物。先先代の時代に建てられたとのこと。
工場の中も拝見。発酵中のタンクに落ちないようおそるおそる覗き込みました。お酒はゆっくり発酵中で飲めない人はこの香りだけで酔ってしまいそう、甘く花の様な良い香り〜。小さな泡が生まれては消えていく様子がはっきりと見え、小さな生き物のようで愛らしい。でも落ちない様に注意、注意、、ここに落ちる私は幸せかもしれないけど酒樽一つ台無しですからね!。
大きなアコーデオンのような濾過装置を抜け出たお酒がこれ、まだ非加熱の生の状態。濾過されたものが酒粕ですね。トーストで焼いてわさび醤油で食べると美味しいとうかがいました。
この生酒はまだシュワシュワと発泡していてその名の通り生きている感たっぷり、あまりの口当たりの軽さにぐいぐい飲めてしまい、危険、危険。小さな不純物がまだちらちらと杯の中を泳いでいる様子に農作物を頂いているんだな〜と、まるで水の様な、いや実際日本酒は原料に大量の水を使う珍しい原料の酒類なのですが、お米と水をあらためて実感する機会となりました。