NHK旬で彩る京の味 8月13日放送分
2007年08月13日
今回は冷や汁です。京都風というお題を頂いたので伏見唐辛子をきざんでいれました。
器は木下和美さんの夏向けな涼しげな磁器。上の写真では切れてしまってますがポチテックさんの木のスプーンも番組には登場してます。音楽は栗コーダーカルテットさんのアルバム「ウクレレ栗コーダー」からお借りしました。レシピについてはNHK京都放送局のHPで確認できます。
先週お邪魔した NHK京都放送局の廊下では小学生の絵画展が行われていました。打ち合わせの前にじっくり鑑賞。10歳ぐらいまでの子供たちはほんとにのびのび描く、その自由さがこちらにもちゃんと伝わってくるのが面白い。小学生も高学年になると先生の話が理解できるようになる。すると、なんと、見事に、同じ学校の子たちは似た様な構図、筆遣い、絵の具使いに!、驚いてしまう。
美術の先生がそのように指導しているのならとても頂けないお話だ。
ともあれ、自分の小学生時代を振り返りこんなに器用に絵を描いていたかな???と、ちょっと落ち込む。吉田家では子供時代一つ年上の私の兄がとても上手に絵を描いて次々と表彰されていた。なのでそちらの方向では誰も私に目を向けてくれず、、、むしろコンプレックスを植え付けられたかもしれない。親や先生の何気ない一言が時として子供の人生を左右する。
そういえば高校時代の美術の先生にはいつも自由にやらせてもらった。1学年500人もいたの3年間継続して美術を選択したのはほんの10名。先生はいつも「吉田は好きに描いてていいぞ」、と授業時間中放し飼い。テーマはあったものの自由にやらせてもらえたのが今と思えば素敵な時間だった。その美術の先生は先生内ではかなりの変わり者に見えていたみたいだが子供が惹かれたり影響を受けたりするのは優等生あがりの先生ではなかったりする。美術などはなおさらそうなんじゃないかな。アーティストはアウトサイダーでもあるのだから。