旅の最後の宿泊場所は珠洲にある「湯宿さか本」。 知り合いからこの宿の話を聞かされていたが「何のおかまいもない」。とは、その通り。
玄関先で人を呼んで部屋に通され、以上であった。 何の説明もサービスもないので、まずは中を探検することになった。 「お風呂は沸いてる」 「トイレは洋式」 「洗面の水は飲めない」 「お風呂もう一カ所発見」 「トイレももう一カ所」と、そんな風。 「軒下にニワトリがいる!」寝るときは要耳栓。とかも、 地元の食材を使った料理。 魚も使うけど心は精進料理。 清く、丁寧で、すばらしい。 塩の塩梅はぎりぎり。濃い味が好きな人には薦められない。 旅先の朝ご飯としては完璧。 ここでは宿坊に来たように過ごせばいい。 虫の声も、小川のせせらぎも、月夜の明るさも、散歩も、読書も、何でもあることに気づける。
: 2016-10- 8 13:42 |旅 | Trackback (0)